エコツーリズム

気の向くままに、自分のペースで森を歩いてみる。ただし、お喋りは少なく耳を澄ませて。
変哲のない、有り触れた森だという人もいるけれど、この大自然に溶け込めば、
ここにしか生息しない植物、カムフラージュして私たちを観察している動物たちに気づくことができる。


Plinia Puriscalensis

地域独特の赤いバナナ

壮大な眺めを堪能できるカングレハの丘

ほんの親指ほどの大きさだが毒蛙

自然が作りだす美しい滝

自然に還るバナナの葉のお弁当

★ 希少な植物

ラ・カングレハ国立公園はその昔コスタリカ南部のオサ半島まで広がっていた原生林の中でも、最後の原生林を有します。
この小さな土地に植物は2500種を超えるなど、主には南アメリカに起源を持つ豊かな生物種を確認することができます。ラ・カングレハ国立公園とオサ半島でしか見ることができない様々な植物が、この生物のパラダイスとも言える土地に生息しています。

中でもAyenia Mastatalensis とPlinia Puriscalensis の2種はこのラ・カングレハでのみ生息し、極めて貴重な植物種であると言えます。

★ 先住民族

カングレハ周辺のサパトンという村には 先住民族 が住んでいます。
サパトンの先住民族たちはスペイン語を用いますが、コスタリカには、独特の言語をもった先住民族もいます。 英語を学ぶことは観光開発の基本とされることが多々ありますが、将来、いくつもの貴重な少数言語が消えてゆくだろうと言われる中、言葉が文化の重要な1つであることを忘れてはなりません。伝統を壊さず、ありのままを、異文化を楽しむ、それこそエコツーリズムでしょう。
ここでは、自然に優しい弁当箱(バナナの葉)を使ったり、チチャというトウモロコシから作った伝統的な飲み物を作っています。新しいものは今からいくらでも作り出せますが、伝統は作れません。

★ 宿泊

ここには、大きなホテルは存在しません。自然と調和した宿がいくつかあります。
豪華な施設はありませんが、その地の自然を、文化を、ありのまま楽しむことができます。

宿、住民宅、共に朝食は付きます。それ以外の食事に関しては、場所によります。
中南米では、昼食が重要視され夕食は軽食のみの家庭が少なくありません。
ラ・カングレハ国立公園周辺の村にはネット環境が無い為、連絡いただいてからこちらで空きを確認します。